あなた

出会った頃は
こんな風になるなんて
思っていなかった

毎日笑顔が絶えなくて
貴方の笑い顔…
とても好きだった

一緒に歩く時は
いつも手を繋いで
私は貴方の少し後ろを歩く

そんな私を時々振り返って
見てくれてたね

あの時感じた気持ち
ずっとずっと大切にしたい
思ってたはずなのに
貴方はもういない

冷たく突き刺さる
雨に打たれ…
涙と雨
区別がつかない程泣いた

貴方がいれば
私を優しく抱き締めてくれた
はずなのに…

届かない場所に
行っちゃったね…

買い物に出かけてた通り
私は今でもよく歩いてる

ﾊﾞｶみたいだけど
貴方に会える気がして…

覚えてる？
この雑貨屋さん
ここの通りを歩く度に
部屋に一つずつ…

あの時感じた気持ち
ずっとずっと大切にしたい
思ってたはずなのに
貴方はもういない

貴方のいない部屋に
置かれた置き飾り
思い出と共に終った…

貴方の存在が少しずつ
消えて行く部屋で
私は一人ぼっち

私を泣かせて
ばかりだよ…

どんなに叫んでも
貴方に会う事も
触れる事も出来ない

最後の約束…
守って欲しかった

貴方から渡してくれる
はずだったﾍﾟｱﾘﾝｸﾞ

もうなんの意味も
持たないけど
どうしても捨てられなかった

貴方が私に残してくれた
唯一の愛の証だから…