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カナコ『カップ麺が食べたい。』
翠『へ?』
翠はカップ麺で我慢してくれと言おうとしていた。
カナコ『意外と食べたことないの。だから食べたい。』
本当はご当地の美味しいものを食べたい、が我慢した。カナコなりに考えているのだ。
翠『何味がいい?』
コンビニはどこにもあるからいいな、と思いながら言う。
カナコ『塩がいい。』
翠『塩、ね。あるかな?』
コンビニから翠が戻る。
翠『あったぜ、塩。』
すでに湯は入っていて、熱い。
カナコ『翠のは?』
翠『俺はいらん。』
なんでバレバレの嘘をつくんだろう。
カナコは半分だけ食べて翠に渡した。
翠『おいおい、残すなよ。』
カナコ『食え。』
翠『いらねーて言ったろ?』
カナコ『食え。』
め、目が恐い…。
翠『しょうがねーな、勿体ないから食うんだぞ?』
そう言いつつぺろっと食べてしまった。
どちらが素直じゃないのやら…。
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