15人が本棚に入れています
本棚に追加
カナコ『どうせ死ぬなら…。』
カナコにはわかっていた。健康状態は対して変わらずとも、自分は徐々に衰弱していくのを。
カナコはこの白い部屋を脱け出すことを決心した。
幸いにも、カナコは昔からいるせいか医師たちに信頼されている。
それに特に規制されているわけでもない…。
カナコ『次の診察から次までの間に…』
カナコは決断したらすぐに行動するタイプだ。
斎藤『調子はどうだい?』
採血しながら言った。
カナコ『問題ない。』
斎藤『そうか。じゃあ、また夜に来るよ。』
斎藤たちは去ったが、カナコはもう脱走のことで頭はいっぱいだった。
昼飯を食べて、カナコは行動に出た。
最初のコメントを投稿しよう!