始まり

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カナコ『どうせ死ぬなら…。』 カナコにはわかっていた。健康状態は対して変わらずとも、自分は徐々に衰弱していくのを。 カナコはこの白い部屋を脱け出すことを決心した。 幸いにも、カナコは昔からいるせいか医師たちに信頼されている。 それに特に規制されているわけでもない…。 カナコ『次の診察から次までの間に…』 カナコは決断したらすぐに行動するタイプだ。 斎藤『調子はどうだい?』 採血しながら言った。 カナコ『問題ない。』 斎藤『そうか。じゃあ、また夜に来るよ。』 斎藤たちは去ったが、カナコはもう脱走のことで頭はいっぱいだった。 昼飯を食べて、カナコは行動に出た。
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