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「・・・・ぁぁ・・・ぁ・・・・・・ぁぁ。」
ガク
ち~ん!!
「ふん!!」
「オイ、ユマ。それ位にしとけよ。」
ユマは不意に後ろから声をかけられる。
振り向くとそこには、背の高い男が立っていた。
髪は短く、黒髪で左頬に大きな傷がある男だった。
「ルドルフ!!だって仕方ないじゃない!!」
「だってじゃないよ。今日は何の為にシリウスを起こしにきたのさ?」
ルドルフと呼ばれた男は呆れたように言う。
「あっ・・・・。そ、そうだったわね。」
「シリウス。そんな格好で寝るのも構わないけど、今寝たらCランク昇格試験に出られないよ?」
その言葉でようやく目が覚めたのか、まるで忘れていた何かを思い出したように立ち上がる。
「そ、そうだ!!今日は昇格試験の日だった!!」
そう言っておもむろにに服を脱ぎ出す。
「ちょっといきなり脱がないでよ!!////////」
ユマはすぐさま、部屋の外へ。
「ねぇシリウス。今回は大丈夫なの?」
「おぅ。絶対大丈夫だ!!もう四回も落ちてんだ。今日こそは決めてやるさ!!」
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