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「そう、それならいいんだけど・・・・。僕もそうだけど、ユマもかなり心配してるみたいだから。」
ルドルフは少し顔を伏せながら言う。
「何だよそれ?俺もユマに心配されるようじゃ終わりかなぁ。」
「多分そうじゃないよ。ユマはキミの事が・・・・。」
ルドルフが何かを伝えようとしたがそれを遮るようにドアが激しく叩かれる。
「ちょっといつまで着替えてんのよ!!私まで遅刻しちゃうじゃない!!」
ふと我に返った二人は顔を見合わせ・・・。
「「ヤバい!!」」
二人同時に部屋のドアを開けユマと合流する。
「悪い!!急ごうぜ!!」
三人は急いで宿舎の廊下を走る。
シリウスは途中に貼ってある紙に目を向ける。
Sランク・・・第六訓練所
Aランク・・・第五訓練所
Bランク・・・第四訓練所
Cランク・・・第三訓練所
「それじゃあ俺は第三訓練所だから。また後でな!!」
シリウスが別れ道の廊下を走っていこうとする。
「待って!!これを!!」
ユマはシリウスに向かって何かを投げる。
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