天ぷら

1/4
前へ
/57ページ
次へ

天ぷら

ある日、父が車を運転していると、どこかの従業員らしい、和風の作業着を来た人が、道端で草を摘んでいるのが目に付いた。 時期は春。 山菜を摘んでいるのだろうと見当を付けた父は、車を止めて声をかけた。 お互いに挨拶をし、どこの従業員かと問うと、W荘とのこと。 摘んでるものは、お客様の夕飯に天ぷらにしてお出しするのだそうだ。 雑談しつつ、知らない山菜なら勉強させてもらおうと、質問する。
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

127人が本棚に入れています
本棚に追加