生徒会長の反撃

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  ───── 放課後。 俺は生徒会室のソファで横になっている。 なんで生徒会室にソファがあるのかと問われれば、それは職権乱用ってやつです。 他の役員はというと、学園祭の舞台発表のリハーサルに行っていたりで俺は生徒会室に一人ぼっち。 俺は怪我人&仕事のしすぎだということでお優しい副会長様によって強制的に休まされているというわけだ。 当然、自分がクソマジメなことを自覚しているくらいクソマジメな俺が休めと言われたくらいで生徒会の仕事をさぼるはずがないわけで。 そんな俺が大人しくソファに寝転がっているのにはそれ相応の理由がある。 ──ガラガラ 「ちわ~っ!反省文一丁お持ちしましたっ!」 突然開かれたドアから、無駄に明るい少女が室内に流れ込んで来た。 ちっ、よりによってこいつか……まぁいい。とにかく人が来てくれてよかった。 「夏目!ちょうどよかった。助けてくれ」 「えっ?小西くん!?何やってんの!?」 そりゃ、例えあの夏目といえど驚くだろう。 何故なら生徒会室のソファには手足を縛られた生徒会長が転がっているからだ。 「吉川にやられたんだっ!助けてくれ!」 「う、うん!今…」 夏目は縄に手を伸ばしほどこうとするが、急にその手を止めた。 「どうした?」 「小西くん、実は悦んでる?」 「いいから助けろよ!!」 俺にそんな趣味はないわ!
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