第1話 きゃらめる

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僕の1日の始まりは早い 朝は店の掃除に始まり 仕入れ確認、仕込み、焼きと、やることは沢山ある 沢山あるのだが、最近はシナモンが来てくれたお陰で仕込みはやってくれる 言わば副店長だ 僕は若い店長と言うこともあり、結構至らない所があるので、しっかり者がいるだけで助かる 中学からそのまま親のケーキ屋を継いだから資格もすんなり取れた 1歳すぎた頃から泡立て器を玩具にしてたらそりゃすんなり受かりますよ ずっと父親の仕事を手伝っていたせいで店すらも経営出来るだけの力をつけてしまった これだけは僕の唯一の才能だろう 昔から甘いものは好きだったし、今も大好き だから性に合ってたとも言えるだろうか 兎に角、僕は店を任されている
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