2、波乱の歓迎会

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sideアキ ハルが会社に行ってすぐ義父の有哉から電話がきた。 『アキさんか?有哉だが…』 「あ…お義父さんですか?おはようございます。ハルなら今会社に…」 『ああ、いいんだ。今日はアキさんに用があってな』 「私ですか?」 心当たりがまったくなく予想もつかない。 『用件はな』と言って有哉が話し出した。 『私の弟の息子がこっちへ今日帰ってくるんだ。それで私達と弟と家族で歓迎会をしようという事になってね。それで今日良かったら冬馬たちも連れて来てくれないかと思ってな』 アキがパーティーというものを好いていないことを知っている有哉がきっと気を使ってくれたのだろう。 「はい。行かせていただきます」 アキの返事を聞いてホッとしたのか有哉の声が明るいものに変わった。
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