第一章~夢ヲミタノハドチラデショウ‥‥

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それは、今日の午後のことだった。 「じゃあねー」 友達とのワンフレーズ、何処にでもありふれている普通の‥‥普通すぎる帰り際、確かにそれは起こった。 校門を踏み出した次の瞬間‥‥ 『ズレた‥‥』 そうしか言い様がない‥‥ 世界と私とが『ズレた』のだ‥‥ そうして私の意識は身体を『ズレて』離れていくのを感じた。 視界がスパークしてブラックアウトした‥‥ ドサッ 自分の身体か崩れる音が、無音の世界に響きわたった。 「大丈夫か?返事をしろ!頭を打ち付けている!救急車を早‥‥」 遠くで、遙彼方の遠くで、そんな声が聞こえた気がした。 意識は、深い闇に落ちていく‥‥混沌とした世界へ‥‥。 ココカラガハジマリハジマリ本当ノ物語ノハジマリ。
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