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「そうだ‥‥あの夢‥‥」
この状態で夢のことを思い出すなんてどうかしていたと思う。けれど、それほどこの場、この空気はそっくりだった。
しかし、この圧倒的なまでの光の海は夢には無かった筈。あの時は真っ暗で‥‥
その後声が‥‥
「サァ、創造シテクダサイ」
聞き覚えのある女の声。
妙に機械的な声。
あの夢と同じ声。
「‥‥」
状況が飲込めない。
前にも似たような状況があった。
あった筈だ。
但しいきなりで脈絡のない不意打ちの状況で‥‥夢であると片付けることができる状況で‥‥。
しかし、今は違う。
前の記憶が残っている。
確かに講義を受けて、友達と別れを済ませて‥‥‥‥その後は‥‥
その後は?
どうしたんだっけ?
記憶がない。
流れはわかるが繋がらない。
ソノ後ハ?
「サァ、創造シテクダサイ」
女の声が響いて消えた。
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