対峙

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「どうしてだ?! こんな事をして、後で悲しむのは、珠羅!お前なのに?!」 「ククッ、無駄だと言ったでしょう? それにしても、あなたは何時までも五月蝿いですね…。 珠羅、八神八雲よりも先にこの男を殺しなさい。」 秀也がそう言った瞬間、八神を狙っていた銃が俺に向けられた。 無表情な珠羅が俺を見て躊躇いもなく、引き金を引く。 ……殺される。 ただそう思った。俺には、珠羅を正気に戻すだけの力が無かったらしい。 俺が、俺の声が珠羅に届くと絶対の自信があったんだがな。
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