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「おい!八雲!
俺たちだけ関わらせないなんて、お前!!」
グッと八神の襟首を掴み上げる。
留衣の表情からは相当な怒りが感じられる。
「留衣兄……。リーダー、ちゃんと理由、あるんだよね?
だったら話して!」
泣きそうな、縋るような目を向けた速水に八神は軽くため息をついた。
「……仕方ないな。
留衣、手を離せ。」
「お前がちゃんと真実を話してくれるならな。」
「話すさ。
もう、隠し事は無しだ。
それに、ここからはお前たちの力も借りたいしな。」
フッと笑った八神を見て、留衣は大人しく手を離し椅子に座った。
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