□はじまり□

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トントン あたしはぼけーっとしているまみの肩をたたいた。 「どうしたぁ?」 まみが眠そうにこっちを見た。 『ねぇ…将人先輩からメールきたんだけどさ…』 あたしがそう言ったとたん、まみは大きく目をみひらいた。 「まじ!なんて!?」 『次一緒にサボろうって』 「行っておいでよ~!先生にはあたしが言っとくから♪」 -絶対こいつ面白がってる… あたしはそう確信した。 でも、授業めんどいし、サボっちゃお♪ あたしはまみに甘えて 将人先輩とサボることにした。 キーンコーン… HRの終わりを告げるチャイムが鳴り、みんなバラバラと席を立ち上がる。 あたしは目立たないように教室を出て、踊り場に向かった。
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