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トントン
あたしはぼけーっとしているまみの肩をたたいた。
「どうしたぁ?」
まみが眠そうにこっちを見た。
『ねぇ…将人先輩からメールきたんだけどさ…』
あたしがそう言ったとたん、まみは大きく目をみひらいた。
「まじ!なんて!?」
『次一緒にサボろうって』
「行っておいでよ~!先生にはあたしが言っとくから♪」
-絶対こいつ面白がってる…
あたしはそう確信した。
でも、授業めんどいし、サボっちゃお♪
あたしはまみに甘えて
将人先輩とサボることにした。
キーンコーン…
HRの終わりを告げるチャイムが鳴り、みんなバラバラと席を立ち上がる。
あたしは目立たないように教室を出て、踊り場に向かった。
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