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「あ、心ちゃん!来てくれたんだね!!」
将人が嬉しそうに話しかけてきた。
「俺、嫌われたかと思ったからさぁ~。よかった!」
将人がすごく嬉しそうに満面の笑みで言うもんだから、あたしは少しドキっとした。
『別に嫌ってはないですよ。あたし、朝は基本機嫌悪いで。なんかすいません。』
なんでか恥ずかしくてあたしは下を向いて話した。
-なんか…あたし全然かわいくない!
そんなことを考えていると、将人が下から覗きこんできた。
あたしはびっくりして一気に顔が赤くなった。
それを見て将人が微笑む。
「ねぇ、屋上行こう!」
『え?…えぇ!?ちょっ!』
あたしの返事を聞かずに、将人はあたしの手を引いて走りだした。
途中、先生に会い、なにか怒鳴っていたが気にせず走った。
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