277人が本棚に入れています
本棚に追加
「心~!みたよっ!」
教室に着いた早々、まみが話しかけてきた。
「将人先輩にぃ~アド教えたんでしょ?」
『うん…。』
あたしは苦笑いをして返した。
まみと話していたら
ほかの友達も寄ってきた。
「心さぁ~大丈夫なの?」
みきが心配そうに覗いてきた。
―みきは本当に心配性だな。
あたしはみきに微笑んだ。
『大丈夫っしょ!アドだけだし』
「でも将人先輩、女たらしだし…心になんかあったら…」
下を向いたみきが可愛くて
あたしは頭をなでた。
いつのまにかあたしの周りには人だかりができている。
最初のコメントを投稿しよう!