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「い…うぁ…もう止め…」そして、再開される手の動きにイリスは、抵抗することも出来ずに声を洩らし始める。
強い刺激の波に煽られ続ける身体は、徐々に絶頂へと向かって痙攣を起こし始める。扱かれる陰茎は先端から先走り液を滴らせ、悪魔の手を濡らして滑る度に水音が部屋に響く。
「責任を取れと言われたからこうして取っているんだろう…」
小刻みに震えるイリスを嬲る男は、すっかり堅く尖ってしまった胸の突起を解放して顔を上げた。
「嫌…ぁあっ…ハァ…」
身体の熱に煽られて潤んだ瞳を自分の下半身に向けた。何度も上下に動かされる男の手に扱かれる自身からは艶やかな蜜が絶え間なく溢れていた。意識がその中心に集中しているのが分かる。
「どうした? そろそろ降参する気になったか?」
髪を振り乱し、汗ばんだ顔を下に向けているイリスに顔を近付けて、低い声で囁く。
「誰が…降参するかっ…」綺麗に作られた彫刻のような整えられた顔を目の前に普通の人ならその場で降参して身を差し出すだろう。だが、イリスは瞳を逸らすどころか逆に睨み付けて、苦しげに荒い息遣いをしながら、声を絞りだした。
「強情だな…」
抵抗するイリスに笑みを浮かべた顔を近付けて、横を向く顔に片手を伸ばして顎を掴んだ。
「止めっ…んぐ…あふっ…」
必死に首を左右に振って抵抗するイリスだが、下半身に伸ばされた手が動きだした。その途端、身体から力が抜けてしまい、抵抗を止めた瞬間をリュードは逃さなかった。
強引に顎を上向かせると、無表情の顔を近付けて唇を重ねた。
イリスは、唇の隙間から声を洩らして、壁とベッドに張り付けられた手足に力を込めて身動きを取ろうとしたが、動くことすら出来なかった。
「いいだろう…抵抗するお前を嬲るのも面白そうだ…」
短い接吻を終えたリュードは顔を上げると、イリス自身を扱いている片手を速く動かせた。
「ハァ…やめ…ろっ…」
身体が痺れ出したように痙攣を起こしだした。息が荒くなり、絶頂が近づくのがわかった。
「イカせてやる…」
イリスの様子から昇り詰めてきたのが分かったリュードは、的確に弱い場所を攻めた。
「アッ…ア…あぅっ…」
壊れた機械の様に身体をガクガク震わせるイリスは、背筋にゾクゾクとした寒気を感じると、一瞬 身体を硬直させて、リュードの手の中で弾けてしまった。
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