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「良かっただろう…?」
達した余韻で放心しているイリスの手足を張り付けていた魔法を指をパチンッと鳴らして解いた。
崩れるイリスの身体を壁に預けさせると、足を開かせて自分の両肩に掛けて顔を埋めた。溢れている蜜を舌で拭いだした。
「ふぅ…っ…んん…」
達したばかりで敏感になっているソコは、触れられるだけでもすぐに感じてしまう。
どうしてこんな事をするのか意味は分かっているが…体液なら身体を切り裂き、血液を奪えば済むことなのに…と考えていた。
「未だ堅いな…もう少し付き合え…」
ぴちゃぴちゃ…と音を立ててイリス自身を含んでいたリュードが上半身を起こした。
いつもと違い、興奮いているのが分かる、赤く光る瞳に鋭く尖った犬歯が光り、獲物を前にした獣の気配を漂わせていた。
「嫌だっ…止め――っ」
異様な事態にイリスは力が入らない身体を動かそうとした。しかし、股間の自身はリュードのせいで頭を上げてしまい、続きを待っているのが分かった。
その隙に、リュードが両脚の間に身体を割り込ませてきた。次の瞬間、未だに濡らされていない後腔に男の凶器とも言える反り立つ自身をあてがっていた。
「おとなしく抱かせろ…」そのまま挿入するのかと思うと、男は片手を上げて顔に近付けると、口から液体を吐き出した。それは、イリスの体液だった。
それをイリスの後腔に塗り付けて指で解し始めた。
「うぐっ…い…止めろ…」指が膣内を犯し始めると、イリスは背筋に走る悪寒に恐怖を感じると共に快楽を味わい始めた。
しかし、それを気付かれないように罵声を零した。
「お前は嘘が下手だな…」だが、リュードはすぐに気付き、挿入していた長い指で浅いしこりを力一杯に押し上げた。
「ひぃ…ああ…ひあっ…あああっっ…」
敏感なその場所をいつも以上の力で押され、痛いくらいの刺激に頭が真っ白になったイリスは、必死で堪えていた喘ぎを上げて、射精をしまった。
虚ろな瞳で自分の体液が飛び着いた男の顔を見上げた。無表情で自分の顔を見下ろす男の様子に恐怖を感じて震えている。
「敏感になっているな…ココだけでイってしまうなんて…面白いっ」
怯えるイリスの目の前で自分の顔に着いたイリスの体液を片手の指で拭い、美味しそうにぴちゃぴちゃと舌で舐めていた。
「なんでっ…こんな…」
いつも以上に敏感になっている身体の異変に気付いたイリスは、さらに熱くなる身体に力が入らない。
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