人体を描き始める人へ

はじめに

この小説を手にとっていただきありがとうございます。

人体を描くということは想像上の生物を描くよりも大変難しいことです。
それは何故かというと｢似ている、似ていないが分かる｣からです。
想像上の生物ならば多少のうまいへたがあろうと、｢想像だし…｣で丸く収まってしまいます。
しかし実際あるものだとそうはいきません。見比べることができるのです。特に人体は最も身近にある被写体ですしね。

だからこそ、描く上で最低限の決まりのようなものも存在するのです。この小説で、少しでも多く伝えることができたらと思います。

ちなみに、紹介する描き方は｢リアルに少し近い漫画っぽい描き方｣です(なんじゃそら)ですから思いっきり細かいデッサンをする必要も無いですし、しかし実際の人体に通ずる点も多々ある。そんな感じとなっております。