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それはこの神社の事を殆ど知らない俺でも知っている、近所でも有名な狛犬だった
…そしてその有名な狛犬の像は俺の足元でバラバラに砕けていた
「これは…バレたらマズイなんてもんじゃないよな……よし、逃げよう。」
俺は1人頷くと服についた埃を払って帰ろうとした
すると…
「おい!そこの主!!」
…背後から声がした
振り向いて見るとそこには…
少女がいた
しかも目を疑う程に綺麗な少女だ
小柄で肌は雪のように白く、声はこれ以上がない位に透き通っており、そして目は凛としていて、見られているだけで胸の奥まで見透かされているような気持ちになる
それほどまでに綺麗な少女がこんな夜中の神社にいた事にも驚いたが、それよりも驚いた事は…
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