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『相変わらず不作法な奴だ
現世人に捜査協力など』
「バグらせるわよ…堅物端末」
そう言いながら彼女は、
指を鳴らすと赤い空間が消え蛍色の空間に変わった。
「さあ~って、パシリも現地調達出来たしグラン!
さっさとコイツを生き返らせて現世に送りなさい!!」
『了解した、ナナオ』
そう言うと死郎の体は、
光に包まれ姿を消した。
「あっ、そうそう
現世に帰す時に少しコイツの体いじっといて頑丈にね」
『はぁ……了解だ』
グランなるコンピュータが
呆れるのを無視しナナオと呼ばれる女は、口元を歪め鼻歌を歌い出した。
そして、話は最初に戻り春の始まり(以下略)
「うおぉおおおーっ!?」
死郎は、目を覚ました。
いや…生き返った。
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