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「あのさ~、気になってた事があるんだけどさ……ナナオさん?」
「何だ?シロウ?」
「俺って何の為にデスペランに変身して戦ってんだ?」
死郎の部屋でベッドに寝転び
本を読むナナオに死郎は、
気になっていた事を聞いた。
「それは、決まってる
アタシの立身出世の為だ」
「出世かよ……」
「あったりまえだ
獄帝会なんて特S級犯罪組織をお縄にすれば大出世だ!!」
大笑いするナナオに
死郎は、聞いたのが間違いだったと溜め息を吐いた。
「そういや獄帝会ってさ
何しようとしてんだ?」
「さあ~………?
昔は、現世征服するとか言ってたらしいけど
今は、何してんだろな?」
いい加減なと思いながらも
じゃあ、何でそんな連中を捕まえようとするのか……?
その目的を死郎は、後々知る事になる…それが彼とナナオ
二人の運命を大きく左右する
事態になろうとは、
この時、死郎は知る由も無かった……。
「って、勝手なナレーション入れんなよ」
「え~、盛り上がるじゃん
話とか展開とか」
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