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「そんな…俺、死んだって?
いやいやいや、有り得なくね」
冷静を装いながら死郎は、
死神の言葉にショックを受けたのは言うまでもなく。
「本当の事だ、お前は死んだ」
そんな状況に追い込みを掛けるように死神でストレートに言い放った。
「ちょっ、ちょっと待て
百歩譲って死んだとしよう
死因は何だよ?
事故か?殺人か?
それとも、デスノートに書かれて心臓発作とか!?」
「お前の死因はだな、
家を出た途端に曲がり角で
食パン食わえた女にぶつかった挙げ句、廃品回収の為に出していたタンスの角で頭打って死んだんだ」
死神の説明に一瞬固まる死郎
「何…その学園ラブコメな展開からのサスペンスに有りがちな展開は……?
俺ってそんな馬鹿みたいな死に方したのか…」
「死ぬまでの所要時間、
二秒の出来事だ」
「みじかっ!?」
すかさずツッコミを入れる死郎であったが死神の言葉に
死郎は、ガックリと肩を落とした。
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