第三話:超弩級の相棒

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「イエス、エンマー ご報告致します、エンマー様」 そう言うと立体映像が表示され其処には、戦闘機と軍艦が並びシルエットで怨念獣が映った。 「悪霊将軍レンゴク率いる軍勢は、いつでも現世を火の海に そして、現世進行の計略は、 悪霊軍師メズが策を張り巡らせております」 レンゴクと呼ばれる紅い甲冑の男とメズと呼ばれる少年は頷いた。 「怨念獣も我らの頭脳 プロフェッサーゴズーが…って ちょっとゴズ!?」 一人足りない事に気付き カーシャは、慌てて辺りを見回した すると扉が開き一同は、扉に目を移した。 「すまねぇ、すまねぇ 遅れちまってよ~」 そこには、ジャージ姿の無精髭に金髪、そして、牛の角が生えた男がダルそうに入ってきた。 明らかに場違いな男にカーシャのこめかみに青筋が立った。 「ちょっと、ゴズー! 何でアンタだけラフなのよ!」 「そんな恥ずかしい格好 俺のプライドが許さん」 「言い切るな! 空気読みなさいよ、馬鹿牛」
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