第三話:超弩級の相棒

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カーシャに怒られているのにも眼中に無くゴズーは、 懐からクシャクシャの煙草を取り出した。 「ってゆーかお前ら いつまでコスプレ悪役ごっこをしてんだよ」 煙草をくわえゴズーは、 壁の機械を叩くと阿修羅像の 目の点滅が消え謁見の間に照明がつくとキョーテー達も 跪いた格好を解き世間話が聞こえだした。 「あんたね~!! せっかく雰囲気出てきたのに台無しにして~」 「すっ、すいません 兄さんが空気読めなくて!?」 顔を真っ赤にし怒るカーシャに必死で謝るメズ、 「雰囲気出ても肝心の組長が、 ボケてちゃ意味ないだろ!」 ゴズーの言葉にカーシャは、 黙った………。 犯罪結社、獄帝会…… 数百年前までは、誰しもが恐れる悪の犯罪組織であったが、 獄帝エンマーこと組長エンマーがボケた事で組織は解散の危機に瀕していたのだ。
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