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カーシャに怒られているのにも眼中に無くゴズーは、
懐からクシャクシャの煙草を取り出した。
「ってゆーかお前ら
いつまでコスプレ悪役ごっこをしてんだよ」
煙草をくわえゴズーは、
壁の機械を叩くと阿修羅像の
目の点滅が消え謁見の間に照明がつくとキョーテー達も
跪いた格好を解き世間話が聞こえだした。
「あんたね~!!
せっかく雰囲気出てきたのに台無しにして~」
「すっ、すいません
兄さんが空気読めなくて!?」
顔を真っ赤にし怒るカーシャに必死で謝るメズ、
「雰囲気出ても肝心の組長が、
ボケてちゃ意味ないだろ!」
ゴズーの言葉にカーシャは、
黙った………。
犯罪結社、獄帝会……
数百年前までは、誰しもが恐れる悪の犯罪組織であったが、
獄帝エンマーこと組長エンマーがボケた事で組織は解散の危機に瀕していたのだ。
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