第三話:超弩級の相棒

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『ほら、気晴らしにビルとか 壊してさ~鬱な気分吹き飛ばそうよ~二号』 拗ねた二号を宥める一号 『街壊しただけでスッキリする訳ないじゃんか……』 『それに街壊せばさ エナジー回収も出来るしデスペランも来るかも知れないし 一石二鳥だよ~?』 デスペランと言う言葉にノコギラー二号は、顔を上げた。 『ハア~分かったよ…… やれば良いんだろ』 溜め息を吐きながら嫌々立ち上がり二号は、一号と同じ鋸型の剣を握り締めた。 そして、一号も鋸型の剣を握り オフィスビルに目掛け鋸を ぶん投げると弧を描きビルが真っ二つに両断された。 『ギーコギコギコッ!! さあ~現世人共よ! 我らの力に恐れおののけ!!』 『ノーコノコノコーッ! 恐れろ、現世人!! 恐怖のエナジーを献上するのだ~ノーコノコノコーッ!!』 やる気になった二号に 内心ホッとしたノコギラー一号は、安堵の溜め息を吐くと オフィスビルを破壊していった。
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