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『ほら、気晴らしにビルとか
壊してさ~鬱な気分吹き飛ばそうよ~二号』
拗ねた二号を宥める一号
『街壊しただけでスッキリする訳ないじゃんか……』
『それに街壊せばさ
エナジー回収も出来るしデスペランも来るかも知れないし
一石二鳥だよ~?』
デスペランと言う言葉にノコギラー二号は、顔を上げた。
『ハア~分かったよ……
やれば良いんだろ』
溜め息を吐きながら嫌々立ち上がり二号は、一号と同じ鋸型の剣を握り締めた。
そして、一号も鋸型の剣を握り
オフィスビルに目掛け鋸を
ぶん投げると弧を描きビルが真っ二つに両断された。
『ギーコギコギコッ!!
さあ~現世人共よ!
我らの力に恐れおののけ!!』
『ノーコノコノコーッ!
恐れろ、現世人!!
恐怖のエナジーを献上するのだ~ノーコノコノコーッ!!』
やる気になった二号に
内心ホッとしたノコギラー一号は、安堵の溜め息を吐くと
オフィスビルを破壊していった。
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