第三話:超弩級の相棒

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突然の事にノコギラー兄弟は、 光の粒子の方を見た。 少女を救った粒子は、人の形に形作り白銀の骸骨が姿を現す。 少女は突然の事に理解できなかったが骸骨は、少女の頭を撫で兎のぬいぐるみを手渡した。 「怪我は無いかい?」 骸骨の顔に少々ビビりながら 少女は、コクリと頷き兎のぬいぐるみを受け取った。 「じゃあ、此処は危ないから逃げて?」 優しく骸骨が言うと、 少女は、歩道橋から一目散に逃げた。 『白銀の骸骨…… やっぱり来ただろ、二号?』 『ふん、削り斬れれば それでも良いさ……さてと、 君さ~冥警のーー』 と言いかけた瞬間、 骸骨の両目が怒りに満ちた赤い光が灯り振り向き様にポーズを取り構えた。 「死霊刑事デスペラン!!」 二号の質問を遮るほどの 大声で名乗る死郎は、明らかに怒っていた。
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