第三話:超弩級の相棒

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「デスペランは、0.01秒で 憑着するのだ それでは此処で憑着の変身プロセスもとい何で死郎が怒っているのか説明しよう」 二階に上がり死郎の部屋に入ったナナオは、前回のように襖を二回叩き襖を開けた。 襖の先には、前回の富士の裾野のような特訓場では無く 戦艦の司令室を思わせる部屋に繋がっていた。 そして、その司令室には軍服を纏った四人の人間が座っていた。 『申し訳ない、ナナオ どうやら連中は、遮断フィルターを掛けて監視の目を潜ったようだ』 艦長を思わせる口髭を生やした男が中央の艦長席に座り 軽く頭を下げ謝っている。 『仕方ありませんよ 僕達の目だって死角があるんですから…ねえ?』 眼鏡を掛け如何にも 秀才な青年は、眼鏡をかけ直し向かい側に座る軍服を着崩したブロンドのけだるそうな女性に意見を求めた。 『アタシは、武器管制だから 分かんないわよん? ねえ~、メアちゃん?』 『……………ゴメン』 そして、女性の横にちょこんと青い髪の少女が小声で謝った。 どこの誰か分からない四人に 死郎は呆然とした。
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