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「生き返るチャンスって言うのは?」
ちゃぶ台の上のティッシュで
涙と鼻水を拭きながら死郎は死神に質問した。
「実を言うとだな…お前の死は、イリーガルな要素から不運にも死んでしまった…言うなれば
不本意な死だ」
確かにラブコメ展開からサスペンスは、不本意どころか
不運過ぎる話だと思いながら頷く死郎、
「そう言う予定にも無い不本意な死は、死神の間では嫌われている……故にそう言う状況になった場合に死神達には、
暗黙のルールが適用される」
「暗黙の…ルールッスか?」
「死神暗黙のルール第一条
不本意な死を迎えた死者をパシリに使っても良し!!」
死神はちゃぶ台に片足を乗せ
死郎に指差した。
ハアーッと思わず大声を挙げる死郎
「ちなみに貴様に反論する自由は一切無い!
と言うわけでお前は、今日から私のパシリもとい下僕に決定だ!!」
(ツッコミする隙も与えねぇのか……コイツは!?)
しかし、それで生き返るなら……この死神に協力するのもと
死郎の脳裏にその考えがよぎった。
「あの~死神のパシリってのは?」
「なぁ~に、簡単な肉体労働だ
刀で迷える魂を回収しろとか
そう言う仕事じゃない」
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