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「女性にも簡単な仕事だ!
どうだ…悪くなかろう?」
妖しく言う死神に死郎は、
悪魔の囁きに聞こえなくも無いが生き返るなら悪魔だろうが
天使だろうが……
死郎は、コクリと頷く
「良いぜ…手伝うよ
パシリだろうが下僕だろうが
生き返るなら……」
「交渉成立だな…よし!!」
と言うと死神は、銃を死郎に向けハンマーを下ろした。
「えっ…いや、何で……!?」
「現世に戻るなら此処で死なないといかんのだ」
「何だよそりゃあーっ!?」
死郎の断末魔が木霊し銃口からガスが吹き出すと死郎の意識は再び途切れた。
『相変わらずやり方が強引だな
嘘までついて少年を騙すとは』
死郎が気絶すると赤い空間から突然、声が聞こえた。
「仕方ないでしょ?
今更、長ったらしい手続きしてちまちまと人選する余裕なんて無いんだから」
そう言いながら死神は、
黒装束と仮面を脱ぐとジーンズに胸の辺りがキツそうなTシャツを着た黒髪の女が姿を現した。
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