どうでもいい。

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耳元で鳴り響く音。 私は、椅子やコップを巻き込んで倒れてしまう。 割れて飛び散る、破片と水。 「ねえ」 姉の手が髪を掴む。 そのまま、上を向かされて。 「どっか行ってよ、もう」 冷え切った目。 「死ねばいいのに」 「…………ごめんなさい……」 何も言わず手を離して、自分の部屋に戻っていく姉。
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