プロローグ

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男は小さく笑うと私の頬に手を当てた。 「とても綺麗だ。赤い月のようなその瞳。」 「誰だって聞いてんの。」 私の言葉も聞かずに男は言葉を続けた 「こんなに冷たくなって……可哀想に。」 可哀想? 「私を哀れむな!」
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