旅立ち...

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「ふぅ~、食った食った♪ごちそうさまでした」 「そうか沢山食ったか?」 「おぅ!今までで1番旨かった、でも何でこんなに豪華なんだ??」 「大事な息子の門出だ。これくらいはせんとの」 「じじぃ....」 俺は胸が熱くなるのを感じた。 俺は言った。 「ありがとう」 「礼にはおよばん」 ラムウは言った。 「さてと...、お前がここに来た時の話じゃったかの?」 「じじぃ違うぞ、俺の夢の話だ」 「一緒じゃ、あの夢はお前がここに来る前に起きた事の、記憶なのだからな....」 俺は驚いた! 「えっ!?、じゃああれは現実なのか?」 「そうじゃ、お前の身に起きた事じゃ。お前は自分の事をどこまで知っておる?」 「どんな事を....」 「両親の名前・家族・出身地・それから......瞳の事とかじゃの」 「そういう事か....」 俺は考えながら言った。 「名字はグラシアス・父はクリス・母はフィリス・兄はソイル・じぃちゃんは・ラムウ。生活してたのは森の中で、出身地はわからない。」 「後は...俺の両目は災いを呼ぶとされている事かな」 ラムウは一瞬驚いたが、すぐに平静を装った。 「それだけ解っておれば十分じゃ、では話すとするかの....」 ラムウはそういうと静かに語り出した.....
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