夢のカケラ

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「お~い、ラムウはいるかぁ~」 ガチャ...ギイ ラムウはドアを開けた。 「おおこれは珍しい、レム殿ではないですか!?。はて?その腕の子供は人間、何故レム殿が抱けているのか、不思議ですな??」 精霊は人間に触れる事ができない、擦り抜けてしまうからだ。 「ラムウよ、この子を預かってはもらえないだろうか?」 「レム殿。精霊の頂点に君臨するあなたの頼みなら、聞かない訳にはいきませぬな。でも何故わしの所へ来たのですかな?」 「単刀直入に言う、この子はブルーリー・アイズだ。それを知って、それでも私の頼みを聞いてもらえるのは、お前しかいないと思ったからだ。」 「なんですと!?この子が!!?」 ラムウは怒りを顔に出した!! 「ブルーリー・アイズが我々の生活を壊したのをお忘れですか?レム殿!!」 「たしかに....我々の世界に魔物が出現しだしたのは、ブルーリー・アイズの力のせいだ」 「それならば尚の事。その子供が力を持つ前に、消してしまうのが1番ですぞ!!!」 ラムウは続けた。 「もうこれ以上仲間が死ぬ姿は....見たくないのですじゃ」 .... .......
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