誕生日

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クリスは肩を震わせ顔を上げない。   さらに国王は続けた....   「この顔昔のお前にそっくりじゃぞ!!、後の事は心配するでない。国民を不安がらせる事以外は、今まで通り国のために働いてもらえないか?」   クリスは顔を上げずに言った....   「おおせのままに...」   クリスの額には一筋の涙が流れていた....   「フィリスに会いに行ってこい、きっと心配しておるぞ。もう家に帰っておる頃じゃ」   そう言って国王は部屋を出ていった...       クリスは声を出さず、ただただ国王にむかい頭を下げ続けていた...
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