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それからの一年・・・・
研究の多くは、男によって動かされた.
「その計算は間違ってますよ・・・それではエネルギーが暴発してしまいます.」
当然、これを良いとは思わない者が大半を占めていた.
・・・しかし、男の話す内容は完璧で、議論の余地もない.
この男は精密な計算を自分の頭の中のみで解決できてしまうのだ.
当然、男の地位はどんどん上がっていった.
そして男の管轄する建設・理論はどんどん広がり、遂には全ては男なしに進まなくなってしまった.
しかし、それでも男の判断・計算のスピードは全く変わらず、当初予定していた時間を大幅に下回りそうであった.
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