山紫水明

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同刻。 他の2国もディバインの覚醒者を発見、研究が始まる。 ディバインの研究が国の優劣を決める基準になっていった。 そして、悲劇が起こった。 3国間には多少のイザコザはあったにせよ、大きな戦争といわれるものは避けてきていた。 そこにディバインが引き金を引いた。 西の国フロンティアがなんの前触れもなくディバインによる攻撃を、北の国ノルプスに行った。 人の行き着いたディバインの果てが武力だった。 フロンティアの行為はただ戦争の時期を早めただけでありエデン、ノルプスの両国にもディバインを武器として扱う組織は作られていた。 戦争は激化。 他方を攻めればもう一方に攻められる。 そのため数回の停戦を挟んだが、戦争は終わりを告げなかった。 そして最初の覚醒者が現れて30年が経った今、何度目かの停戦が訪れた。
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