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少しずつ、自分の方に近づいてきた。
隣に座っていた子が、少女に向かって
「なぁに?」
と聞いた。
…つまり、隣の女の子は見えていたらしい。
他の生徒は誰も居ないのに、急に「なぁに?」なんて言っていたから驚いていた。
「私の事、見えるの?」
少女が言った。
友達が
「うん。ここで何してるの?」と聞いた。
少女は
「わからない。気が付いたらここにいた。」と言った。
私と友達は少女の声が聞こえているが、他の子達は混乱していた。
私は
「この学校は一体何が起きてるの?」と少女に聞いた。
すると、
「わからない。けど、"私と同じ様な子"が居るけど、会ったら殺される。」と言った。
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