出会い

2/5
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
私、綾瀬 瑠美は、普通の女の子だった。 顔も頭もスポーツも、中の上って感じかな。 高校入学を控え、未だに、恋という恋をしたことがない。 好きってなんだ? 付き合うってなんだ? っていう感じ。 まぁ…高校に行ったら、恋出来るかな!? 彼氏出来るかな!?なんて思ってた。 入学してすぐ、廊下を歩いて驚いた。 うーん…中学と違ってイケメン揃いではないか… 私の入学した高校は、文武両道の進学校。 進学率は高いし、インターハイ出場の部活がたくさんある。 だから、スポーツの得意な男の子達であふれていた。 うーん…さすがだな…。 数日間、学校内をウロウロとみんなでしていたが、前の方に頭一つ飛び抜けていた男の子がいた。 彼が通った後、女の子達はざわついていた。 これは、すごいな…なんて思っていた時、突然後ろから声がした 「マサッ!」 その時、その長身の男の子が振り向いた。 … 人は、びっくりしすぎると声が出なくなるというのは、本当だ。 男の子の顔を見て、こんな気持ちになったのは初めてだった。 あまりにも整った顔立ちだった みとれてしまった 完全に一目惚れだった…
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!