眠れる城の美女

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 しかし、幸せは長くは続きませんでした。 お姫様はお姫様なので家事ができません。 家の中は次第に薄汚くなり、臆病な騎士が家事をするようになりました。 自由な時間ができたお姫様は、長い間おしゃれができなかった憂さ晴らしに、たくさんの高級なブランド品で着飾りました。 また、騎士の家には家来がいません。お姫様はお姫様としての扱いが恋しくなり、夜な夜なホストクラブへと通うようになりました。
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