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こう思った私はもう学校には行かなくなった。
学校に行かないと決めてからも母には、
『頭が痛い…』
と毎日同じ理由を言い続けた。
そんな私の変化を母が気づいたのはその時の私にはわからなかった。
休んだ当初は、
『具合が悪くても、ちょっと頑張って、我慢できなかったら早退してもいいから学校行って来い。』
と言われていたのが、
学校を行かなくなって１週間経とうとしている頃になると、
『今日も頭痛い…』
と言っても、
『じゃあ、温ったかくして寝てるんだよ。』
で終わり、しつこく学校に行きなさいという事は言われなくなった。
学校に行かなくても怒られない、とわかった私はその母の言動の変化について深く考えなかった。
学校に行かなくなって２週間経とうとするある日、
普段仕事で昼間家にいない母が昼間帰って来た。
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