第一章 扉は開く

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2月の上旬 「はぁ~寒い・・・」 直毅は親が海外に住んでいるので、豪邸にー人暮らしをしている そして、ふと時計をみると… 「7時かぁ…やばいなぁ・・・」 家から学校まで徒歩で10分・・・・・・なんて易しいものではなく、自転車で35分かかる。時間がヤバいときは車があるが、車検に出しているので無理だ。 しかも、今日は一時間に30ミリの超大雨…さらに、朝の気温は、3℃ 課外がはじまるのは 7時30分 「氷が降るんじゃねえか・・・?でも・・・行かなければ!!」 結局自転車で半分凍結した道路を疾走する 「うおぉお!!!!寒いぞぉおおお!!!!」 もちろんどこかの右男君とは違い(詳しくは別小説“奇跡”にて) 信号無視でポテッと逝くことはない 場所は変わり教室 川上疾風(かわかみ はやて)、 東藤正樹(とうどう まさき)、中崎佳奈(なかざきかな)の三人が待つその場所。 この三人は、直毅の幼馴染みで、親友だ 「直毅のやつ遅いな…」 課外の準備をしながら呟く正樹 「ま、どうせ直毅なんだから寝坊だろ あいつ頭良いくせに遅刻多いよな・・・」 課外の準備もせずに大雨の外を眺める疾風 「急いで怪我とかしなきゃいいけど・・・」 心配そうに言いながら準備をする佳奈 三者三様だが、直毅に早く来て欲しいのは共通のようだ
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