時間が動きだす日~朝~

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─ピピピ…ピピピ… いつもの音で神谷雄は目を覚ました。 「もう、朝か…」 憂うつそうに起き上がると、いつもの制服に着替えいつもと同じように顔を洗って食卓につく。 朝ごはんを持ってきてくれたのはおばあちゃんだ。 両親はまだ自分が幼かったときに亡くした。 なので母親の方のお婆ちゃんの家にお世話になっているのだ。 おばちゃんも早くにおじいちゃんを亡くしたため、孫の雄をとても可愛がっていた。
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