17人が本棚に入れています
本棚に追加
二人はいつもと同じ道で帰っていた。
しかし突然,翔が自転車を止めた。
「こんな,喫茶店あったんだな」
翔が視線を向ける方向に小百合も,視線を向けた。
それは,最近オープンしたばかりと思われる,綺麗な喫茶店があった。
看板には,なにも書かれていないが,営業中という札が下がっていた。
「入ってみようぜ」
翔が言った。
「いいけど…」
小百合は,この店から出ている,異様な雰囲気を感じとって,あまり入りたくなかった。
しかし,翔がすでに戸を開けて入りかかっていたため,後に続いた…
最初のコメントを投稿しよう!