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渡されたカッターに視線を戻し、そして付着している液体がなんなのかを調べた。
色と鉄の匂い
やはり血だ.....。
女の子はこのカッターを“忘れ物”といった。
しかし、普段カッターなんて持ち歩いてい私に、忘れ物なんて言われても.....。
「....あ」
あの夢に意味はあるのだろうか?
私が私に殺されるあの夢は、血の付着したカッターがあった、もしかして、あの女の子は夢から出てきた配達人みたいな子で......。
至極馬鹿らしい発案に自分自身すこし(否、かなり)呆れてしまった。
今迄にあった事は全て忘れ、今やらなければならない事に精を出すことにし、一週間以内に提出しなければならない課題の数々に溜め息をかけながら時間をかけて課題をこなしていった。
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