正夢

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「ん~~~~っ、あぁ、もうこんな時間かぁ.....そろそろ寝ないと....」   一通り課題を終わらせ壁に掛けてある時計を見ると、時間は深夜の三時になる頃だった。   「寝たら、またあの夢.....見るのかな?」   寝るたびに見る夢は、日に日にはっきりしてきて、今では何を喋っているかが(微かな声だが)聞き取れるまでになった。   「でも、寝とかないと授業中に寝ちゃうかもしれないし......」   あの夢を見るようになってからあまり寝たいとは思えなくなってしまった。 できればこのまま起きていたいと思うようにもなり、最近の平均睡眠時間は四時間あるかないかぐらい。 これでは体が保たない。 解っていてもやはり【寝たくない】という思いの方が強いため睡眠は極力とっていない。   それでも、体はソレを求める。 だから転寝をすることもしばしば。   「....寝よう」   所詮、夢は夢だ、恐れる必要なんかない。 うん、寝よう、寝てしまおう!!!   そう自分に言い聞かせ、私はベッドに向かった。       。
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