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「証明書と傭兵ライセンスを出してください」
先ほど一守から受け取った証明書と10㎝位の免許証の様なものを受付の女性に渡す
「夜羅 魔貴、ブラックリストランクBランク、懸賞金50万G、傭兵ポイント60ポイントとなっております。所属ギルドはおありでしょうか?」
「[ブラックウイング]よ」
「では[ブラックウイング]に今回の傭兵ポイントを加点させていただきます」
女性は馴れた手つきでカタカタとパソコンにデータを入力していく
「今回の加点で[ブラックウイング]はF級からE級へと昇格しました。おめでとうございます」
「ありがとう」
抑揚がなく感情が全くこもっていない会話
賞金を受け取った弥生は協会を後にしようと正面玄関に向かって歩き出す
そのときふと一枚の紙が弥生の視界に入った
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