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それは…
ある人を使って敬宏を呼び出すのだ…。
3年前、拓哉が通っていたヴォーカルスクールでかなり名前を上げて、海外にも名前が通っているヴォーカリストがいた…
名前は…「蘇我ジェネシス」
外国人とのハーフでフランス出身とはきいていた。彼の声はたちまち世の人の心に大きな変化をもたらし、拓哉のヴォーカルスクールでもそのことが話題になることが多かった。
その人物を4人で雇い、敬宏のプロデューサーにしてバンドに興味を持たそうというのが超金持ち4人の考えだ。
敬宏は自分の能力を高めることが好きだ。拓哉の家にはカラオケボックスが1所搭載してある。そのカラオケボックスに1日中居て歌い続けていたことがあった。
だからジェネシスが自分の講師としてついてくれるならおそらくバンドにも入ってくれるだろうと拓哉達は思ったのだ。
すぐに龍大は「ジェネシスに連絡を取ってください」と携帯会社の取締役に伝えた。
「さすがだなぁ…お前の伝達の速さにはつくづく敬意を表するよ…」と治希がおだてる。
「もしバンド5人で組めたら名前を決めなきゃね!」と武志が言う。
だよな…全然考えてなかった…。
その時に敬宏からメールで
「バンドやらせろよ。一発弾けようぜ…金も今もよ👍」という一通のメールが届いた
おそらくジェネシス雇いが成功したんだろう
「決まりだな…」
龍大はうれしさを噛み締めながら言った。
できる…バンドが…ついに…
ついに…👑バンド結成👑した…
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