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そんなこんなで、俺は突然見知らぬ国で目を覚まし、春華姫そっくりな芽護と、何となくいけ好かないはまらと同居する事になった。
「つーか、俺の扱い酷いよね?」
気のせいだ。
那智の国にいるはずの春華姫や、仲間たち……戦の行方も気にはなるが、今はこの不思議な体験を満喫しもうと思う。いや、俺には満喫するしか道は残されていないんだ。
なぜここに来たかも、どうやってここに来たのかも謎で、元の国に戻る方法を探せと言われても到底無理な話である。
俺はこれからしばらくここで、いつか戻れるその日まで……ここで生きて行くと決めたんだ。
プロローグ・終
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