願う者

2/3
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
   むかしむかし、あるところに小さな女の子が暮らしていました    女の子は生まれつき病気がちだったため、家にいることが多い子でした    そんな女の子でしたが、日常で楽しみにしていることがありました    それは詩を書くことでした  女の子は人生のほとんどをベッドの上で過ごし、それとほぼ同じ時間を詩を書くことに費やしていました      ある日、その女の子のもとに、1人の人が現れました    その人は自分を神と名乗り、さらにこんなことを言いました   「あなたの願いを叶えましょう」    頭の中に響くような不思議な声でした   女の子は自分の願いを口にしました    それは女の子が最近ずっと想っている願いでした    神は頷きました
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!